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花見

久しぶりに「花見」にでかける。
ウィークデーの昼下がり、市場で入札を早めに済ませ大学時代からの友人をさそって、
まずは浅草の神谷バーで生ビールを一杯やってから、
言問橋をわたり吾妻橋まで歩いた。

神谷バーは昼間からご老人たちで一杯だ。
これでデキシーランドでも流れてきたらニューオリンズのジャズバーって雰囲気か?
昔、テレビでみたことがあった・・・。
やがて日本中が古き良き時代に沈潜する老人たちであふれるのもそう遠くはないのだろう。

桜の風景は昔も今もそしてこれからも変わることはないのだ。
両岸に立ち並ぶ青いビニールハウスは何の違和感もなくこの風景に溶け込んでいた。
春の陽気にほてり気味の頭に石川淳の「マルスの歌」がふと浮かんできた。

言問い団子と長命寺の桜もちをてみやげに帰宅。

新聞に村上龍の「半島を出よ」の広告発見!
早速アマゾンで発注する。
すでに、上下¥500-びきで古本が出ていたのにはびっくりだ。
村上龍にはいつも触発されてきた。
まだ読んでもいないのにいろいろと考える。
<日本にとっての9.11><天孫降臨=騎馬民族説のパロディ>などなど・・・。

世界の深いところで大きな地殻変動がすでに始まっている。
「歴史は繰り返す、だが一度目は悲劇として、二度目は喜劇としてそして三度目は茶番として・・」とマルクスはいった。
地震がいつどこで発生するかは誰にもわからない。
未来は予測不可能なものなのだ。
だが地殻の変動には必然性がある。
この「知」を可能にするにはできるだけ遠くへおのれの魂を飛翔させることだ。
「無限遠点」を意志することによって「今」に幽閉された魂を解放する。

蓄積されたエネルギーは必ず「暴力」として発露する。
そして「暴力」は「暴力」の連鎖を生み出してきた。
インターネットは歴史の反復が暴力の連鎖に帰結することを阻止できるだろうか・・・?

桜のせいでとんでもなく話が飛躍してしまった!
by nhsmt | 2005-04-10 17:10
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