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暴力

ライブドア・堀江氏による株買い占めが世間をさわがせている。
企業や株やマネーをめぐる時代の変化を指摘する向きも多いが、
私は少し違った意味で時代の変化を感じている。

このような人物もこのような出来事も歴史上おそらく数え切れないくらい出現しまた発生している。
そして、調べてみるとそれに共通しているのはほとんどすべてが何らかの「暴力」の介入によって結末をむかえているということである。

だが今回は、少なくとも今までのところ「暴力」の気配は全く感じられない。
一つには、事態の推移がマスコミという舞台上で何千万人の注視の中で行われていると言うことがある。
もう一つは、インターネットでこの関連を検索してみるとよくわかるが、
ほとんど無数の意見や情報がおおっぴらに存在し、その気さえあれば誰でもそこに参加できるということがある。
これは歴史上全く新しい事態であり、テレビ局や新聞と言った大マスコミでさえ人々の意識を何らかの方向へ意図的に誘導することがほとんど不可能になってしまったと言うことであろう。
馬鹿な政治家のアドバルーンが全くの逆効果をもたらしているのは実に愉快である。 

今回の出来事がこのまま「暴力」の介入なく推移することをねがうばかりである。
ではなぜこれまで、この種の事件は必ず「暴力」の介入を招いたのか考えてみる必要があろう。
つづく
by nhsmt | 2005-02-24 18:45
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