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国家溶融

原発事故に関する外国人記者達に対する記者会見をニコ動で見る。
(テレビなどマスメディアにては全く報道されない)

イギリスの女性記者 「ここに政治家が誰も居ないのはどうしてなんですか?」
原子力保安院のいつもの方が 「そのことを政治家に伝えておきます。」
イギリスの女性記者「汚染水の放水を決定したのは誰ですか?」
経済産業省のうら若い官僚「私には分かりません。」と言ってキョロキョロとまわりを見回しマイクを渡す。

国家もまた何人かが担わなければならぬものなのだと言うことを実感した瞬間であった。
日本の国家権力はシバラク前から実は空白になっているのだ。
ニッポンは統治力を喪失しているとしか思えない。

恐るべき空虚。

多分こんなことは人間の歴史において珍しいことではないのであろうが。
口々に、ニッポン!ニッポン!と叫びながら誰もそれを担っているわけではないのだ。

この国を外から見ると、もしかするとリビヤよりも危ういのかもしれん。
by nhsmt | 2011-04-06 02:31
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