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梅雨の来ぬ間に

というので大菩薩にのぼる。
山頂の雷岩で雲の切れ目から雪をいただく冨士を一瞬垣間見る。
沢沿いの道をくだりながらそこここに写真の花が咲いているのを発見、
眼が慣れてくると沢全体がこのはなでいっぱいだった。
福ちゃん荘のおやじに何の花かと聞いたらば、
盛んに地面を指差しながら「やまなし」だという。
ここが山梨なのは分かっているだからこの花は・・・・?
「こなし」と言うひともいるがね・・・。
なるほど合点がいった、山梨という県名はこの花に由来するのかも知れん。
凄い群落だ。
ここらは東京都の水源涵養林に指定されたおかげで古い山の植生が保存されているのだ。
それにしてもかわいい花だ、
など思いながらビールを飲んでいると何やらが一斉に鳴きだした。
雨の前に蛙が一斉に鳴きだすような感じであったので
「一雨来るかな」と言うと木の上の方から聞こえてくるよと連れ合いがいう。
そういえばせみしぐれの様でもあり秋口の「かんたん」のような虫の声にも思われる。
だが、山全体がほとんど一斉に鳴きだしたのはまことに不思議である。
山を下り、青梅街道を丹波から奥多摩湖、氷川へと抜けるドライブの道すがら山々の全体からこの鳴き声は聞こえ続けた、まるで南ア・ワールドカップの「ブブゼラ」のように。
山々が共振し、大地が共振する。

ところで、韓国はめっぽう強いね。
もしかするともしかするかも!
ニッポンも共振しろよ!



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by nhsmt | 2010-06-13 14:00
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