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暑いよ、ったく!

本日、わが仕事場の最高室温36℃。
アラ還のジジィとババァが朝から四人で古本と格闘すること6時間、
脳みそは腐ったウニのようにドロドロになりながらも誰も死ななかったのは幸いだった。
エアコンはフル稼働していたはずなのに変だと思って、最前みてみたらフィルターが紙のほこりでビッシリ詰まっておった。
何たること、危うく労災になるところだった。
これをきれいにして今は32℃にまでなった。
此処は古い倉庫にチョット手を加えて事務所の格好にしたところなのでとにかく夏暑く冬寒いのだ。

昼、食事のために家へかえろうと駐車場に向かっていると、
駐車場の脇の里芋畑のド真ん中にぽっかりと麦藁帽が浮かんでいるように見えた。
よく見るとこの畑の主である痩せこけたジイさんがこの炎天下、畑のど真ん中に座り込んでいるようだ。
日本のあちこちの畑で農家のお年寄りが何人も熱中症で亡くなったという報道を思い出し、
声をかけようかとよおく見てみると帽子の下から紫煙が立ち昇っておる。
このジイさん、この炎天下、自分の畑のど真ん中に座り込んで悠々と煙草をくゆらせているのだ。

素人の私の目から見てもジイさんの畑はチョット違う。
カステラの粉のようなふわふわの土なのだ。
毎年毎年いろいろな作物をつくっているのだがどう見ても出荷しているのはその半部にも満たないように見えた。
残ったものはみんな鋤きこんでいるのだ。
いつか大風が吹いた夜のあくる朝、ジイさんはリヤカーを曳きながら箒とちり取りで飛ばされてしまった自分の土をあちこちと集めてまわっていたものだ。
このジイさん、自分の畑のど真ん中で熱中症で死ぬかも知れないことなどとうの昔に覚悟しているのだなきっと。

誰もが確実に分かっていることは自分がいずれは死ぬということである。
うっかり死ぬなんてことは決してないのだ。
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by nhsmt | 2010-08-16 21:15

暑いね、ったく!

夕方、日が落ちてから家のまわりの草取りをした。
長袖に長ズボン、ゴム長を履きタオルで頬かむりをし軍手をはめ、
さらに露出したところには防虫スプレーをしたのだったが、
顔面を中心に十ヶ所ほど蚊に刺された。
帽子の上からすっぽりかぶるネットが要るな。

昨夜は暑さで夜中に何度も眼が覚めた。
その度に、横で寝ている女房殿も団扇をパタパタやっている。

昨日は娘が九州の直方から美学校に来ている友人を連れてきていたのだ。
何とも目力のある子だった。
実家は日蓮宗のお寺でそれも今年78歳になるお祖父さんが終戦直後に突然思い立って開山(?)したらしい。
直方と言えば筑豊炭田のど真ん中である。
そのお祖父さんの家は戦前、直方から門司の辺りへの鉄道を経営していたらしい。
おそらく、その一家は敗戦によって山林をのぞくすべての資産を失ったのだろう。
お寺はその山にあるという。
お祖父さんの熱血談をききながら、私はかってに日本近代の底流に流れていた大アジア主義の熱狂を想像していた。
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by nhsmt | 2010-08-06 19:31