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デンデエロ

昨日は山梨の丹波天平(タバデンデエロ)を歩く。
バス便の都合で朝4時起きで雲取山の登山口から更に1時間ほど国道を歩いて山に入る。
丹波山村に下りてくるまで7時間ほどの山行だったが人間様には全く出会わなかった。
かなり登ったところに七八軒の集落跡があり、まだわずかに家の原型をとどめた一軒の床に渡辺ミッチーの顔写真とともに1993年の朝日新聞が張り付いていた。
まだその頃にはこんなところにも人間の暮らしがあったのである。
このルートはガイドにも載っているのだがよほど人が来ないらしく山道があちこちで流されて寸断されている。
おかげで私と女房は獣道に迷い込んでしまい、登るはずの道を三十分近く沢に降る羽目になってしまった。
獣道というのははじめて歩いたが、いろいろな形状の獣の糞がやたらに多く何かへんだなと思いつつも踏まれた跡が道らしくつづいているので引き込まれてしまったのだ。
海抜1400メートルほどの頂上らしきところはまさに天平というべき広大な尾根が緩やかに波を打ちながら七八キロも続いている。
奥多摩はのこぎり状の山が多いのにどうやってこんな地形が生じたのか不思議だ。
このあたりは東京都の水源涵養林で杉や檜はわりあいに少ないのである。
デンデエロは所々にシラカバの混ざった主にカラマツの何処までも続く林で、ちょうど噴出してきた輝くようなうす緑に満たされていた。
明治初期には一部を除いて日本の多くの山々は非常に荒れていたという記述を何処かで読んだ記憶があるが、この水源涵養林もおそらくは明治以降に整備されたものだろう。
とすればこの一帯を覆うフワフワの落葉の層はせいぜいここ百年間で降り積もったものなのだろうか?
我々はそこに転がってデンデエロを独占する。
女房が放尿するのを横目で見ながらセブンイレブンのおにぎりを食らう。
そして私も脱糞する。
泥棒が人様の家に脱糞するというのも同じ気分なのかな・・・?
とにかく爽快な山行だった。
何しろ私の一番好きな季節なのだから。
沢を横切る流された山道を渡ろうとしたところでであいがしらにカモシカニ遭遇。
私を凝視するカモシカ君はこちらへ尻を向けてまさしく用足しの最中であった。
なんともひょうきんな顔をしていたな・・・!
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by nhsmt | 2009-04-30 09:16

海賊の時代

先日、某先生の葬儀の二次会(?)で
オーストラリア在の日系商人に
「あんた達なにやってんのよ、酔っ払って評論家みたいなことぐだぐだ言ってるだけじゃない。
外から見てるとニッポンはわけのわからん酷いありさまだよ、何をやってんだお前たちは!」
とさんざんなじられた。
この女性の爺さんは東條英機に抗って割腹した人であるからして・・・・・。
血は争えないものである。

だが、いくら探しても私の中にはこのニッポンの現状に対して何かしなければなどという意気込みなんぞ皆目みあたらないのだ、まぁなるようになるだろうと思うだけである。
還暦過ぎた古本屋にそんなものがあるわけも無い。

だがこのままじりじりと貧乏になって食えなくなったらどうするか?
私はずーっと昔からいつも乞食になることを考えていた。
そしてほとんど乞食のような人たちとも親しくなってそれが全然悪くない結構素敵な生活であることも分かってきたところだった。
しかし乞食がそれなりに優雅に暮らせる社会というのはそれ自体が豊かであり余裕があって初めて可能なのであるに違いない。
世界で一番豊かだとどこかで思い込んでいたニッポンも相当に怪しくなってきた。
くだんの女傑に言わせると世界で一番酷いらしい。
社会が余裕をなくせば乞食も生きづらい。
こりゃ当たり前のことだが、生き辛さの果てに追い詰められて死ぬのは絶対にいやである。

ではどうする?

今、カッコいいのは草薙剛とソマリアの海賊だ。

躊躇なく、生きるために必要なことをする。
欲しいものへ一直線に手を伸ばす。
失敗したらすぐにあきらめて次の展開を図る。

海賊の時代なのだ!
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by nhsmt | 2009-04-28 18:47

カタクリ

昨日五時起きで桧原の浅間嶺に向かう
土曜日ながら人影まばら
尾根すじにえんえんと佇立する山桜の古木たちはまだ三分咲きほどであったが
凛として母方の祖母を思い出す美しさだった
尾根すじから南秋川の沢すじへしばらく下ったところで女房がカタクリの花を発見
よーく目を凝らして観るとあたり一帯がことごとくカタクリの可憐な花で埋め尽くされていた
こんなすごいのを見たのは初めてである
私は全然気づかずに通り過ぎるところだった
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by nhsmt | 2009-04-12 16:50

サクラ

今年はやたらに花見ばかりしている。
先週の火曜日は井の頭公園で花見、いせやで一杯。
まだ八分咲き。
昔、この公園を通り抜けた三鷹市牟礼のぼろアパート(家賃¥5000-)に住んでいたことがある。
そのころは畑や空き地がたくさんあったのだが今や高級住宅街だ。
若い母親と子供たちが大勢ピクニックのような花見をしていた。

土曜日には早朝5時に起きだして奥多摩の川井から秩父の棒の峰へ向かう。
最後、2時間の急登でへばる。
名栗湖近くのさわらび温泉で一杯。
ソメイヨシノもまだ3分咲き。

今週月曜日、青梅は多摩川の釜の淵へ。
月曜の夕方とあって人影もまばらながら滔々と流れる川べりのサクラの古木たちは満開だった。

今日は仕事をほったらかして、埼玉飯能市の天覧山へでかけた。
ここは出店など並んでいてウィークデーなのにかなりの人出。
フランクフルトにビールを一缶で退散する。

もうしばらくすると山桜だ。
来週は桧原の浅間尾根あたりへでかけよう。
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by nhsmt | 2009-04-07 18:59