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過渡

昨夜のニュース
四十年も前に死刑判決を出した裁判官が「あの判決は間違いであった。彼は無罪である」と嗚咽しながらカメラの前で告白していた。

同じニュースで両親と息子を焼き殺してしまった若い女のことが報じられていた。

河合隼雄は日本の精神風土を「場の論理」といったがそのような「場」は最早崩壊してしまったということなのだろう。

日本もいつの間にか本物の超越性を必要とする時代になったのである。
それがもはや神ではありえないとすれば、超越への意志とでも言うほかないのであろう。

だがどこを見ても相変わらず用を成さぬ場の論理ばかりが横行しているように見える。
それは場の自滅というべきかも知れない。
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by nhsmt | 2007-02-27 22:41

幽閉者

映画館に行くのは何十年ぶりだろう?
足立正夫「幽閉者」を観に渋谷まで出かけた。
日曜日で相当に混んでいるのではないかと思っていたのだが
シネコンのとても小さな映画館とはいえ入場者が十数人しか居なかったのにはびっくりした。
あれだけの出演者がいて足立正夫で岡本公三がテーマだというのに、
これほどマイナー関心しかないのか、それとも遠い記憶にあえて直面する事に皆しりごみしているのだろうか?

何とか最後まで見通して、私は予想もしなかった清澄感にみたされていた。
岡本公三という実存へまっすぐに降りて行く足立正夫の魂の純粋からくるのだろうか・・・!
Y君の「ホントニオレタチダッテソウシテイタカモシレナイヨナ」という呟きが聞こえてきた。
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by nhsmt | 2007-02-19 20:58

夕刻から降り続いていた小雨が
今しがた急に激しくなった。
2月10日に降る雨とはとても思えないなまあたたかな豪雨である。

北方にて謀反する者あり。
某市の助役にまでのぼりつめ、
市長確実と目されていた人物が辞任し内部告発を行った。
30年以上も役人を続けてきた末にである。
学生時代から至誠の人として知られていた。
僕も一度彼に救われたことがある。

西方にて寝込む者あり。
病を得て人は変わる。
子供も大人も必ず病気になる。
そして変わるのである。
愛があればきっといい結果になるだろう。
また珠玉の小品がうまれた。

世界も個人もすでにある境域を越えてしまっているのかもしれない。
量的な変化が質的な変化を不可避にするところまですでに達しているのではないか・・・?
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by nhsmt | 2007-02-10 22:34

今日の夕暮れは広重の版画のように美しかった
雲一つない薄明かりのそらに月と惑星たちとが煌々と輝いていた
明日は満月なのである
日も長くなった

最近よく月を見る
感傷はまるでない
ゆるぎなくそこに存在することの愉楽

こんばんは、お月さん!
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by nhsmt | 2007-02-01 21:33