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魚の目になみだ

今朝方、「奥の細道」は死への意図された旅だったのであろうと思いついた。
おそらく、こんな事は何度も言われてきたことなんだろう。
インドでも、晩年はすべてを捨てて遊行の旅に出ると聞く。
飼い猫でさえ死が近づくとどこかへ消えてしまうものだ。

ここには本来いかなるセンチメンタルもない。
生命の連鎖というシステム上の合理性があるだけなのだ。

だが、近代の功利主義的合理性が行き着いたところである「終末施設」は悲しいほどに「不合理」であった。

「資本」は暴虐な原始的蓄積を元手にすることから出発したと考えられがちである。
これは発生論としては妥当であっても本質論的には間違っている。
蓄積された財は資本へと転化する瞬間に巧妙に他者の時間をおのれの権利として取り込むのである。
資本とは将来への思惑の自己増殖する不気味な塊であり、
この肥大化はそれと等価な未来の時間の担保を意味する。
資本は他者の時間を簒奪する巧妙な仕掛けなのである。

若者たちの未来には茫漠たる荒野などはすでにない。
何百年も先まで担保にとられてしまっているのだ。
あらかじめ消費された世界に希望がうまれるはずはない。
本来の合理性を回復するためにはどこかで一度ご破算にするしかない。
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by nhsmt | 2006-05-29 06:31

病院

岳父の見舞いに行ってきた。
終末施設とでもいうべきところだ。
終の住家と思い決めて入った施設から
さらに病院を転々とし、人生の最後にたどり着いたところである。
意識はほとんど無く、
体中に管をさしこまれ酸素吸入を受けていた。
一つの病室に同様の患者(?)6人がおり、
この施設に30ばかりの全く同様の病室があるらしい。

このような施設は、
人類史上この日本において初めて出現したものであろう。
恐ろしく金のかかるこの上なく不気味な施設である。

豊かさの結果がこれだとしたら、
これが若者たちの未来を担保にしてもたらされているのだとしたら・・・。
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by nhsmt | 2006-05-27 21:27

夢分析

家族三人で
金縛りの話から夢の話で明け方までしゃべっていた。
娘は歯が抜ける夢をよく見るらしい。
これは典型的な夢で攻撃性のはく奪あるいは脱皮という意味を持つらしい。
あまりに分かりやすい夢だった。
分析はともかく夢の話はつきることなく面白い。
時々はやるものだ。

このところネットでリストカットについての記述を随分読んだ。
医者やカウンセラーの話はおおむねつまらい。
女子高生が卒論見たいなレポートとして自己分析してかいたものが一番よかった。
今どきの女子高生はすごい。
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by nhsmt | 2006-05-17 04:52

金縛り

今朝方、金縛りに襲われる。
四、五歳の和服を着た女の子の死体が覆いかぶさってきて息苦しくなりうめき声をあげたようだ。
びっくりした女房の声で覚醒する。
枕を高くしていたので無呼吸におちいったのと、
うっ積していた心的エネルギーが放電したのだ。
妙にすっきりした。
これを心理療法に使おうとしている医者もいるらしい・・・?
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by nhsmt | 2006-05-15 21:30

近代の超克

中沢新一「芸術人類学」、
「近代の超克」の新装開店かなと感じた。
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by nhsmt | 2006-05-14 21:18