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他者への意思

若いもん感動編2
unchainふさふさ君の日記、それから書いたものすべて、
これはいい。
とっても感動して、こいつぁ春から縁起が良いわい!

相当の才能有りとみた。
なんて僕が言っても詮方ないが、
とにかく書き続けることを切望する。

キラキラするものがある、
勇気づけるものがある、
それは恐らく彼女の存在の豊かさなのだと思う。
ご本人はそれにお気づきでない。
「崖っぷち」などといって必死に生きているのだ。

確かに人生なんて何時でも誰にとっても「崖っぷち」なのだが、
彼女の「崖っぷち」はぼくにはとっても豊かに思える。
つづく
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by nhsmt | 2005-01-21 18:45

最近、若いもんを見ていて感動したことがふたつある。

その1
昨年の十月、女房の親父が脳梗塞でたおれた。
きき手の右半身が完全に麻痺して老人病院でリハビリちゅうなのだ。
高校の教師を定年退職して去年喜寿だったのだが、
在職中からアル中で酒乱、
家族の悩みの種であったのだ。
同居している長男の嫁など積年の重荷がいなくなったためか、
これまで見たこともないほど実に晴れやかな顔になっていた。

だがこの親父、根っからの憎まれっ子だとみえて、
半身不随で食事から下の世話まで何一つ自分でできないくせに
看護師や介護師のいうことを全く聞かなかったらしい。
挙句、長男が医者から呼び出され、
面倒見切れないと言うので十二月の初めからほかの病院へ転院することになってしまったのである。

この正月、私と家族が見舞いに行くと長男の家の次男坊(倒れた義父からすると孫)が付き添っていた。
この次男坊は某大工学部に在籍5年目だが三年の時からほとんど大学には行かず、
家にもめったにかえってこないと聞いていた。
馬術をやっていて授業には出ずに厩舎に何ヶ月も泊り込んだり、馬に頭を噛まれて何ハリ縫ったとか、落馬して骨折したとか、何をかんがえているのかさっぱりわからんと父親がこぼしていたその子だった。

我々はといえば、お昼前から夕方までこの半身不随の爺さんと孫との「どつき漫才」をみてわらい転げていたのだった。
彼はじいさんの麻痺した手や足を絶えずさすってやったり、我々が持っていった刺身や寿司を食べさせてやったりしていたのだが、
何かするたびにじいさんは不満をもらしやっと自由のきく左手で彼(哲夫)の頭をどつくのである。
すると哲ちゃんは「感謝の気持ちをわすれるな!」といってみたり、わざとじいさんのほしがっているマグロではなく河童巻きをとってやったりして皆を笑わせてくれるのであった。
爺さんは実に旨そうに刺身を喰った。
病院の食事は流動食ばかりだと言う。
のどに詰まらせるといけないからというのが理由らしいが、爺さんが怒るのもわかるというもんだ。

帰り際に、爺さんは「哲、明日もこいよ!」と言った。
「気が向いたらね!」
と彼は答えたが、
聞いてみると十二月に転院したときから正月を挟んで一ヶ月以上、
毎日朝九時から夕方五時までずっと付き添ってきたらしい。

彼は大学を休学して、この三月からすでに卒業した仲間たちとネット関連の新会社を立ち上げるのだと言う。
そしてその三月までは爺さんに付き添ってやると言った。

爺さんは三月になったら死ぬかも知れんなと私は思った。

これは「優しさ」なんてものじゃない。
もしかしたら「愛」っていうんじゃねえのか・・・!
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by nhsmt | 2005-01-17 19:01