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記憶2

ある日、母がその秘密を私に話してくれた。
私の五つ上の兄と同い年の一人息子のあるその女性は戦争未亡人であった。
ハッちゃんはこの田舎町の某所で夜な夜なその戦死した夫の魂と会っているのだという。
死んだ人の魂を呼ぶ人がいて、そこへハッちゃんは魚や米やそしてお金などを持って行って、夫と会っていたのだ。

この一連の出来事をなにかしらグロテスクな印象と共にそのまま四十年あまりの間、私は一度も思い出したことはなかったのである。
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by nhsmt | 2004-09-21 17:34

記憶1

古本屋になってしばらくした頃、ふっと時間の底からよみがえってきた記憶があった。
それは確か小学校三年生の頃のことだから今から四十年以上も昔のことだ。
その頃、私は九州のとある海辺の温泉町に住んでいた。

毎日、近くの漁港から天秤棒をかついで魚を売りにくるハッちゃんというおばさんがいた。
母と同じくらいの年恰好の威勢のいい女だった。
近所のおばさん達も寄り集まっては小一時間も世間話で盛り上がるのが日課だったのだ。

この女の「きのう、また父ちゃんにおうち(会って)きた」という言葉をしばしば聴いた記憶がある。
この言葉を挟む一連の会話が僕にはまったく理解できず、禁断の大人の世界をのぞき見てしまったような不思議な感情だけが残っていた。
幼い少年は性的な匂いを感じていたのだろう。
母やおばさんたちは「また、そんなこと・・」といっては早々に話を打ち切ろうとするのであったから。

(つづく)
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by nhsmt | 2004-09-20 16:57

いいぞ!

プロ野球、スト突入。
いいぞ、いいぞ!
テレビや新聞といったいわゆるマスメディアはまだまだ本当に頼りないありさまだが、
インターネット出現以来、世界が根底から変わりつつあるのがホント実感できる。
姑息な政治や暴力をつかった世論操作や民衆の支配が不可能になりつつあるのは実にうれしい。

「道理が通る」世界がすこしづつだがひらけつつあるってことだ。

だが、道理を言葉で語るのはたやすいことではない。
日本人は伝統的にこれがにがてなのである。
情動的になりやすいのはそのためだ。

記者会見で向かってみぎがわの老人達が日本をダメにしている連中であることは誰の目にも明白だ。
選手達の論理が単純明瞭であるのは実にすがすがしい。

まっすぐに貫いてくれ。

そうすれば日本が変わるきっかけとなるかもしれん。
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by nhsmt | 2004-09-19 17:52

プロ野球

野茂やイチローが大リーグへ行ってからは日本のプロ野球はほとんど見なくなったが、
このところ色々面白そうだ。
「無理が通れば道理が引っ込む」という日本の伝統が崩れちゃうかもしれん・・・・・。
これまで日本人で一番えらいのは野茂だと決めていたのだが、これからは古田にしようかな・・・・ただし、ストを決行したらということで。
生きる希望がわいてくるっていうもんだ!
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by nhsmt | 2004-09-10 17:38