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村祭り

今日は我家の前の春日神社の年に一度の祭りである。
朝から、いや昨日の前夜祭からずーと単調な獅子舞の笛の音が聞こえてくる。

この獅子舞は保存会が中心になり近隣の小中学生が何ヶ月も前から練習して年々引き継がれているのだが、ワンステージが90分にわたる長丁場なのである。
何週間も練習をして、最後に一人二万円のご褒美がでるらしい。
娘の同級生の男の子が以前これをやったのだそうである。 

今日初めてワンステージを通して見させてもらったが、獅子役は最後のほうは足がふらついていた。
以前見たときはなんて単調な踊りなんだと思っていたのだが、
実は相当複雑なデテールのストーリーがあるのである。
これだけ複雑なものが人から人へと何百年も伝承されてきたということは、それを支える共同体もまた何百年もの間同じようなエートスを維持してきたと言うことなのであろうか?

この獅子舞と同系統のものがかつては西多摩のあちこちで行われていたのだそうだが、
これほど完全に伝承されているのは最早ここだけらしい。
by nhsmt | 2006-10-08 14:34
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