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市場

今日も神田の市場へ行ってきた。
欲しいものはほとんど買えなかった。
いつもこの欲求不満の連続である。

だが「古書市場」はほんとに楽しいところだ。
確かにそこは競争原理の支配するところであるが、
組合員でありさえすれば参加する諸個人は全く対等である。
人間が大勢あつまると必ず発生するもやもやしたいやらしいものが全く無いではないが、
何人も排除しないし決して制度や権力や資本が支配する場所でもない。
金があろうがなかろうがその能力を尽くして売り買いすれば何がしかの糧が得られるところなのだ。
市場原理主義などといいながらじつは「資本」ばかりが専横する世界にあって「古書市場」ほどに完璧な市場はどこを見回してもありそうにない。
「古書市場」は「市場」の理想型であり経済史上の奇跡(化石?)だとかねがね思っているのだ。
佐賀の文庫もはやく「古〜屋」を実現して欲しいものだ。
by nhsmt | 2006-06-29 02:02
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